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【龍が如く6】ストーリーのこと [龍が如く6]

ほんとね、このゲーム自体は面白いんだ。
いつもの龍が如くなんだけど、やっぱり「進化」という言葉はふさわしいと思う。
毎回「うん、龍が如くだね」と思うゲームでも何らかの変化は持たせていて、今作もその変化が面白かったしそういう意味でもこのゲームは買ってよかったと思う。

で、龍が如くを、桐生一馬を追いかけてきた私が龍6をプレイして思ったことを。












まずやっぱりは「大吾の親だと思っていた」ってどういうこと?ということ。
この話が出たのが、遥ちゃんの病室で、遥ちゃんとハルトとハルトの父親だと判明した勇太(藤原竜也)がキャッキャと遊んでいるのに背を向けながら桐生さんが書いてるシーンで、のちに大吾の手に渡った風なんだけど。
この手紙は大きく「前半」と「後半」に別れると思う。
「前半」は自分は親のつもりでいたけど、今回の事件で親子関係を築くことの難しさ、今回失敗した親子たち(勇太とビッグ・ロウ、岩見造船の親子)を見てるとお互いがお互いを見ている、一緒に過ごす時間が足らなかったんじゃないか、だからこんな風に失敗したんだなと思ったということ、鑑みて俺はどうだ?となったときに「あ、俺親やってねーわ」ってなったこと。
「後半」はだからお前の親の資格はないから、もし俺が死んだとしても復讐とか考えないでくれということ。
この「前半」と「後半」を区切ったセリフが、「大吾」という呼びかけ。
「前半」だけを、その書いているシチュエーション込みで見ているとさ、この手紙は遥ちゃんあてなんじゃないかなって思っちゃうんだよね。置いて行かれた遥ちゃんがどうなるかってところも考えず、自分の判断で再び逮捕される道を選んだことに後悔をしたのかな?と。
遥ちゃんと出会ってからの桐生さんは、彼女と暮らすために極道社会と縁を切ることを望んで(とはいえ、古巣のピンチにはすぐに駆け付けちゃう矛盾を抱えてるし、ほかの地域にいても結局はその地元の極道もんと絆を深めちゃうんだけど)、遥ちゃん第1位で、アサガオに移ってからはアサガオの子供たち優先で動いてた。そんな桐生さんが、遥ちゃんだって一番大変な時期に離れてしまったことに後悔をしてるのかな?って。
確かに、遥ちゃんに対して桐生さんは親のつもりだったんでしょう。最愛の女、由美の忘れ形見で、自分のことを理解し背中を押してくれる最高の女で、個人的には桐遥だったので遥ちゃんは桐生さんの奥さんだと思ってたのでとりあえず勇太のことを殴りたいわけですが。
閑話休題。桐遥の蓋を開けると龍6なかったことにしたくなるので閑話休題。龍5のプレアドが最高だった。
桐生さんは遥ちゃんの親代わりとして、龍1以降はずっと生きてると思ってた。その自分を桐生さんが顧みて「俺、親失格だったな」って反省したんだなと思ったんだ。随分自分に厳しいなあと思った。思ったんだ。

「大吾」って出てくるまでは。

はあ!?ってなったよ。大吾?!今までのあれは大吾に向けての話だったの!?!?
つまり桐生さんは、大吾を六代目に指名したあたりから親のつもりだったの!?放任主義にもほどがあるよ!!!都合のいい事言ってたけど、ほっときすぎだよ!改めて「親失格だな」じゃないよ!そもそも親ですらねえよ親殺しだろうが!!!!!

・・・・・・・・・・・。落ち着こう。これは週末に一回やったんだし。
いやーもー。ほんとこんな気分。
あの手紙の時点でハルトが遥ちゃんの実子だったとか一回やっただけで大当たりを引いていたとか、勇太がヘタレというかダメンズ臭がするとかその変どうでもよくなりました。
遥ちゃんが桐生さんに対して「勇太君は優しいよ?」って言った時に、ああもういいやってなりました。
ちゃんと遥ちゃんは勇太を認めてるんだなって思ったから。やったのは成り行きだったとしても遥ちゃんはちゃんと勇太を認めてるならそれでいいやってなりました。桐生さんみたいに任せれる人じゃなくても、勇太なら一緒に歩いて行けそうだよね遥ちゃん。頑張って勇太の尻を叩いていってください。あなたならできる。
まあ勇太自体の出生の秘密は色々とあったけど、それが再燃しない限りは二人で穏やかに生きていけるかな?って思いました。平凡な幸せがつかめるといいね。
桐生さんを中心に考えた時に、彼に見合うだけの女性はこの世界に遥ちゃんか弥生姐さんレベルだよなって思ってたので、その逆もしかり、遥ちゃんには桐生さんレベルじゃないとって思ってたのですが、彼女は彼女なりに選んで勇太と恋愛したのかな?っていう気はします。なんとなく傷のなめあいから始まってる気がするんだけどね。ちゃんとした恋愛じゃない気がするんだけどね。二人がそれで穏やかに暮らしていけるんならそれでいいんじゃないかなーーー。

手紙の件がなかったらもう少しロイロと思うところはあったかもしれませんが、手紙がもう衝撃的で本当にもうです。
あの手紙で言いたかったことは「広島と戦争をするな」なんだろうけどさ、言いたいことはわかるけど前置き長いわー。「四代目だったけど、らしいことしてないから返しなんかやるなよ」でいいじゃん。それを「四代目最後の仕事(最初の仕事は五代目の指名)」として手紙につづればいいじゃん。
それをぐちぐちとさーー。ほんとにもーーー。
大吾がこの手紙を読んでどう思ったんだろう。感激しちゃったかな?でも龍5のあの時にやんわりと突っぱねられたこととか思い出しちゃったかな。
もう大吾は「逮捕されて物理的に排除しないといけない」くらい東城会の中では影響の大きな存在になっているようなので、彼の一言で戦争にはならないでしょう。「四代目の遺言」があるから、粋がってるやつらを抑える蓋もある。兄いと冴島さんがいるから物理的にも抑えがつく。
つくづく染谷が死んでしまったのが残念です。あれくらいの若手で、しかも使える男はそういないじゃん?頭だって悪くなさそうだし。ちゃんと道理がわかれば大吾たちを認めてくれそうじゃん?いい戦力になってくれると思ったのになー。
大吾の信頼の置ける人間ってのは、冴島さん然り兄い然りなんだろうけど、あまりにも人数が少ないのよね。
今回みたいに「自分が逮捕されたときに、一時でも東城会を任せておける」くらいの人がいてもいいと思うんだけど、どうやらそれもいない。
そりゃあ大幹部は伝説の極道ツートップですよ。兄いと冴島さんという物理的に最強でしょう?でもさ、あれだけ大きな組織となったらもっと人材必要じゃない。
相変わらず東城会は大吾にとって厳しい組織なんだなって思いました。もう10年くらい会長やってるんだから、そろそろちゃんとした、他の信頼のできる構成員が出てきてほしいです。安住さん(OTE、龍5)は残念だった…
別に慕ってなくていいのよ。そういうのは峯でもう十分だから(あれも行き過ぎたレアケースだとは思うけど)。そうじゃなくて、同じ道を歩いていけるかどうかなんだよね。きっと染谷なら歩いて行けただろうから残念でなりません。
奇跡的に助からない?もう無理?刺したくらいじゃ生き延びるよね?横にひかない限りは大丈夫よね?勇太生きてたよ?桐生さんも生きてるよ??冴島さんなんてドスじゃなかったんだよ?あの人彫刻刀だったんだよ!?!でも生きてるじゃん!!(後半の比較対象がおかしい)
だからひっそり生きててもいいんじゃないかな?染谷に関しては!!!
娘さんは広島で清美ママと再会して、たぶん広島で生活していくんだろうけど、染的にはそのほうが安心でしょう?だからさ、染谷は生きてようよ。生きて東城会のためになろうぜ?

芸能人枠ではやっぱり宮迫とビートたけしでした。南雲と広瀬はほんとすごかった。
まさか広瀬と戦うとは思わなかったし、その流れも自然だし、アウトレイジ感半端ない。アウトレイジよりも人情物語だから、ビートたけしの人情派な所も出てて広瀬って本当にいい役でした。
南雲はほんとにもう宮迫でした。あれはすごい。あそこまで宮迫を再現できるのがすごい。南雲にぴったりと宮迫の声が張り付いてる。違和感ゼロ。本人のフェイスキャプチャで本人の声だから必ず張り付くってわけじゃないんですよ。なのに南雲はもうぴっちり張り付いてた。あれはもう宮迫の演技力のたまものです。アフレコうまいなー。
逆に藤原竜也はフェイスキャプチャしたがためにちょっと離れた感がありました。個人的には力也が本当に素晴らしかったので、龍如くでは藤原竜也といえば力也だなあと思う次第です。力也のほうがより極道で、より桐生さん信者で、よりあの世界の男でした。
勇太はねー。ヘタレだよねー。なんていうかいいところで残念なカードを引く典型的な人でした。ミレニアムタワーの件にしてもさ、お約束に近いよね。
まあ、そういうのを総じて「若い」で済ましちゃえばいいのかな?なんかそれでもちょっと短絡的な気がします。あれは先々遥ちゃんが大変になるパターンだわ。
改めて遥ちゃんとハルトの件ですが。ずっと、ぎりぎりまで、実子じゃないと思ってました。本当に成り行きで、隠れ蓑として遥ちゃんが母親になって育てているのかと思ってました。でもなー、産んじゃったんだよなー。
彼女には普通に段階を踏んで幸せになって行ってほしかったので、なんかなーっていう気分です。
「澤村遥」という女がどういうものなのか、彼女ならどういう行動を起こすか考えて、この話を作ったときに彼女の「子」が必要ってなって、それでこの流れになっているんだっていうことなんだろうけど。
普通に彼女の「幸せ」を願っていた一人としては、彼女に試練を与えすぎなような気がしました。
普通に恋愛して、普通に婚約して、幸せな挙式をして、桐生さんとバージンロード歩いて、新婚生活満喫した1年くらいで赤ちゃんができて…っていう!まさに幸せを絵にかいたような!そんな人生を歩んでほしかった!!
ほんとな、そもそもな、龍5のアイドルの時点からな、あかんやろって話なんだけどな!!!
本音を言うと龍5までなかったことにしたいのですが、それをやってしまうと大吾の見せ場も消滅して、大吾と品田の友情(?)とかもなかったことになるのでジレンマです。
閑話休題。過去を嘆いては未来を語れない。
遥ちゃんはなー、なんか制作サイドが色々と背負わせすぎてる気がするんだ。ターニングポイントはやっぱり龍5なんだろうけど、それまでは桐生さんの保護下で前向きに頑張る女の子!って感じで元気で明るい癒しのような存在だったのにな。私の中で最高の遥ちゃんは龍3,4、OTEあたりです。天使だった…。
龍5で憂い顔が増えたのは「大人になった」訳じゃないと思うし、あのあたりで遥ちゃん自身の性格が変わったと思います。あれは大人になったんじゃない。性格が変わったんだ。
環境が変えたって言われたら「そうだね」としか言いようがないんだけど、なんか強引に変えさせられた気がしてなー。そこがモヤる。
あれ以降がちょっと遥ちゃんは残念だなーっていう気がします。龍5のプレアドでのおねだりがよかったなあ。あれはちゃんと桐生さんと遥ちゃんだったもんなあ。ちゃんと誰かに甘えてる遥ちゃんが見たいのかもしれません。

ハルトに関しては、私よりも子育てしてる人たちがが色々といいたいだろうから口を閉じておきます。

最期、桐生さんの決断。
あれな。ほんとな。あの人最初も最初に秋山さんから「一人で抱え込みすぎるのは悪い癖だ」って言われてんじゃん!!それなのに、今回も同じ選択をしたよこの人!!!!!!
っていうかさーーーー!!!!!書類上死んだことになっててもさーーーーーー!!!桐生さんが生きてることには変わりないじゃんーーーー!!!結局はさーーーー!!!政界の上のほうの人たちは桐生さんが「物理的に生きてる」限り、「書類上で死んで」いても不安要素はなくなってないわけじゃんーーーー!!!
だったら普通に金を受け取っとけよって話なんだよ!!!!!!普通に「俺は何もしゃべらない」でいい話じゃん!!!!あほか!!!!
しかもさーー!!!なんでそう思わないの?って不思議なのがさーー!!桐生さんにだけ口封じをしに来てる感があるじゃん!!!南雲とか秋山とかもっといろいろな人が桐生さんと情報交換してるんだから、当然桐生さん一人をどうにかしても意味がないじゃんーーーー!!!全員に同じことしたの!?勇太と遥ちゃんにも同じだけのお金渡してるの!?だとしたら桐生さんに「養護施設のために、お金がいるんだろう?」っていうアホみたいな交渉しかけんじゃねーよ!!!単純計算で3人分の金が手に入るじゃん!!!ばっかじゃねーーの!?!?!?
で、桐生さんがもっと馬鹿だと思ったのがEDのラストでアサガオをそっと陰から見てるシーン。
てっきり変装の一つでもするかと思えばいつものグレーのスーツなんでしょう?あれ、近所の人に「あら桐生さん、帰ってらしたの?」って言われるパターンじゃねーの!?!?!?!?
あんな!太陽が!さんさんと降り注ぐ沖縄で!!!海にだって泳ぎに行けちゃいそうな陽気で!!!いつもの恰好してたらそりゃあ見かけた人は「あれ?」っってなるじゃん!気になっちゃうじゃん!!!あんな風貌の男だよ!?やばいやつがうろついてるって思うだろうし、桐生さんを知ってる人だったら「あら桐生さん」な状態じゃねーの!?!?ばっかじゃねーーの!?!?!?!もっと状況考えろよあんた死んだんだろうが!!!!!

あとさー。
これを出してしまったら物語序盤ですべてが終わると思うから、出せないんだろうなっていうことまで理解したうえで言いたいんだけど。
神室町ヒルズにずっといけなかったんですが!!つまり賽の河原に行けなかったんですが!!
っていうか賽の河原につながっていたはずの地下道がつながっていなかったんですが!!!!
まあ、賽の花屋に遥ちゃんの事故の件とか、遥ちゃんが神室町に来た当たりの話とかを聴いちゃえば一発だろうし、誰かの居場所とか聞くときにも花屋に聞けば一発だろうしって、要するに「シナリオブレイカー」な所があるから、今回みたいなミステリーには合わないとわかってはいるけど!!!
でも!!!「今まで行けた、なじみの場所」に!あのクオリティの画質で!いけないのはつらい!!
おかしいのがさ!!あれだけほぼ毎年世話になってる花屋のことをさ!誰も言わないの!誰も「花屋に聞けばわかるんじゃね」って言わないの!!情報屋だよ!?秋山さんも伊達さんも桐生さんも全員知ってる間柄じゃないか!!
むしろ花屋から連絡しろよ!!遥ちゃんのことだって知ってるんだからさ!彼女が神室町に来た当たりで「ん?」ってなるじゃん!しかも事故ってんだよ!?そこに花屋が注目しないのはおかしいし、遥ちゃんが神室町にいる時点で「ん?」だし、赤ちゃん抱いてたら桐生さんに「お前も等々おじいちゃんか」くらい言いたくなるんじゃないの!?!?!
個人的に神室町の中で好きな通りが公園前通りだったので、そこに行けないのがショックでした。ちょっと繁華街から外れた感じで、少し静かで、よかったんだ、あの通り。ギラギラしていない、アウトローな雰囲気でさ。
いつになったら工事が終わるんだろうってずっと思ってたのにな。

それから、やっぱり大吾と冴島さんと兄いの出番が少なかった。大吾は長台詞があっただけまし感があるだけで、後はゲスト出演か友情出演レベル。
まあ、桐生さん中心で話を回すってなったときに、彼らがしゃしゃり出てくるのはおかしい話だし、かといって野放しにしてたらしゃしゃり出てくるし、結局「神室町の危機=東城会の危機」ではあるから、あの3人が普通に娑婆に出てたら起こりえない話。だからして、逮捕されて物語に登場できない風になっていた、っていうところまでは理解したうえでやっぱりもっとあの三人が見たかったーーーーーー!!!!兄いと冴島さんの絡みとか、ちゃんとこの二人が大吾の役に立ってるところが見たかったーーーー!!!
もっというとユウヤが出てきたのはうれしかったけど、一輝はー?ってなったーーー!!!
ちゃんとスターダストが彼らのものに再びなってるところまで確認とりたかったーーー!!!
桐生さんを中心にして、桐生さんを終わらせる話だから、必要ないもの、あっては話が大きくならないものを排除した結果なんだってわかってても彼らを!!もっと彼らを!!!!!


はあはあはあ……。
上記の色々な不満を除けばこの作品は面白かったです。
話も壮大で、今までは話の広げ方が地域とかCIAとかそういうのだったのに対して、今回は時間の流れというか歴史というかそっち方面に広げていったのはよかったと思います。横軸じゃなくて縦軸というか?
今は休止状態ですが、私だって某提督なわけです。だからして広島といえば造船、戦艦たちという意識があるので、造船所に秘密があるって言われたときに「戦艦でも作った?」とはなりました。大和型を作ってたのかと思ったら、それ以上だったのには驚いた。だって、大和はもう伝説だからさ。大和作ったって言ってもおかしくないよなって。それ以上とか驚いたわ。
この戦艦の詳細を語るには知識がないのですが、多分あれは見る人が見たら言ってることが正しいのか、はたまた「大和越え!?ないわ」となるかはわかるんだろうなと思います。何をもって「大和越え」かにもよるのかな??
サブクエをやるタイミングがないくらいストーリーを進めないとな感じでした。それくらいのめりこんでた。だからストーリー自体も面白いってことなんだろうね。個人的にキャラクターに愛情があるがゆえに、いろいろと思うところが出てしまっているだけで。
ゲームとしてはすごく面白かったです。こんな、歯に物が挟まったような評価しかできないのが残念なくらい。
次に出てくる「龍が如く」は、果たしてどんな物語になるんだろう。次回作への期待はまだまだ持てますよ!!

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